【渡嘉敷・座間味】渡嘉敷島、座間味島で外来種のイノシシによる家畜や農作物への被害が深刻化している。農作物のほかウミガメの卵が食い荒らされた跡も確認され、渡嘉敷村では家畜のヤギも襲われている。渡嘉敷村は、2017年度までに664頭を捕獲。300頭以上が生息していると推測する。両村はわなを仕掛けるなど駆除に取り組んでいるが、繁殖力が強く駆除が追い付いていないのが現状だ。関係者は「わなを設置するにも限界があり、効果的な駆除方法も見つかっていない」と頭を抱えている。
観光リスが害獣化、駆除へ 天然記念物の木に被害? 大分の無人島
大分市の無人島・高島で、特定外来生物のクリハラリス(タイワンリス)が繁殖し、生態系への影響が懸念されている。軍事拠点だった島を観光地化するために大分県が放ったが、県指定天然記念物のヤシの一種「ビロウ」をかじり、立ち枯れの原因になっている可能性もある。国立研究開発法人森林総合研究所九州支所(熊本市)は被害実態の調査を始め、2020年度までの駆除を目指す。
<外来ヒキガエル>北海道固有種に毒餌 自然界で被害か
北海道の固有種のエゾアカガエルとエゾサンショウウオの幼生は、本州から持ち込まれたアズマヒキガエルの幼生(オタマジャクシ)を食べると中毒死することを実験で確かめたと、北海道大の研究チームが6日発表した。3種は同じような場所に生息しているため、アズマヒキガエルが「毒餌」となって自然界でも被害が出ている可能性がある。
用水路に外来シジミ繁殖 どうして? 「ため池100選」の妙参寺沼 群馬・太田
2010年に全国の「ため池100選」に選ばれた群馬県太田市新田大根町の妙参寺沼の用水路で、外来のシジミが大量に繁殖し、近隣住民が困惑している。10月には県立自然史博物館(富岡市)の職員らが調査に訪れた。地域の生態系への影響のほか、死んだ後に悪臭を放つといった被害も心配されている。
都心のアライグマ増殖か 生態系に影響、感染症恐れ 専門家「目標立て捕獲を」
在来の生態系に影響を及ぼす恐れのある「特定外来生物」に指定されているアライグマの目撃が都心で相次いでいる。10月中旬には港区赤坂の繁華街に出没し、深夜の捕物劇を繰り広げた。環境適応能力が高く、餌が豊富にある都心でも増殖している可能性がある。かわいらしいしぐさで子供たちにも人気の動物だが、野生のアライグマは感染症を引き起こす恐れもあり、専門家は計画的に駆除していく必要があると指摘している。(久保まりな)
駆除した外来魚、標本に活用案 「日本では悪役だけど」
生態系を脅かすとして駆除される外来魚を、標本として活用しよう――。大阪市のベンチャー企業がそんな提案をしている。骨が透けて見えるタイプの標本で、学習教材やインテリア用として、9月から東京の雑貨店で試験販売を始めた。
